中間的雇用区分経て正社員へ 非正規社員のキャリアアップ推進でセミナー 東京都

東京都労働相談情報センター多摩事務所は5月28日、「非正規社員のキャリアデザインを考える」をテーマとしたセミナーを開いた。(独)労働政策研究・研修機構の藤本真副統括研究員が、パートタイム・有期雇用労働者の現状や課題、キャリアアップの方法を紹介している(写真)。

藤本研究員は、パートや契約社員は、担当する仕事の種類や到達する可能性のある役職が限られているケースが多いと指摘。非正規を正規に転換していくための制度の1つとして、パートと正社員の間に中間的な雇用区分を設ける「ステップ・バイ・ステップ型」を示した。たとえば、パートが地域限定社員にステップアップし、さらに正社員へと上がれる制度を導入している企業があるとした。

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