深町友里恵 故郷・下関舞台の映画で初主演、共演の加藤雅也に感謝「アイデアを下さった」

 舞台挨拶に出席した(左から)グ・スーヨン監督、大後寿々花、深町友里恵、加藤雅也、山崎静代、西尾聖玄

 女優の深町友里恵(32)が29日、都内で行われた初主演映画「幽霊はわがままな夢を見る」の東京公開初日舞台あいさつに、共演の加藤雅也(61)、グ・スーヨン監督(63)らと出席した。

 今作は下関発のオリジナルムービーで、企画の発起人である加藤が下関出身の監督と深町に声をかけて製作された。女優の夢に破れて故郷・下関に戻ってきた主人公が、ラジオドラマの制作を通して自身を見つめ直す姿を描く。

 地元が舞台の映画で初主演を担った深町は「映画初主演ということで最初はすごく緊張していたけど、撮影が始まる前に加藤さんがアイデアを下さって、安心感の中でやらせて頂いた」と居心地の良い座組に感謝。これに加藤は「地元だったから楽だったでしょう?あなたが育った街だから、そのままできる。そのままやっていてリアルだなと思った」と絶賛した。

 地元での撮影だっただけに、深町は「下関でたくさんの方が応援して下さって、東京で公開できてうれしい。役と通してもう一踏ん張り頑張ろうと思ったきっかけになりました」と今後も女優業に向き合うことを誓った。

 この日の舞台あいさつには、監督と同級生である林芳正内閣官房長官も来場していた。

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