バスケ男子 八村塁が代表合流!パリ五輪へ「どれだけ成長したかを見せられたら」3年ぶり日本代表 シーズン後にホーバス監督と面談し決断

 笑顔で報道陣の質問に答える八村塁(撮影・園田高夫)

 バスケットボール男子日本代表が29日、都内で練習を公開した。渡辺雄太らNBA組が合流してから初の報道陣への公開。代表最終候補16人に名を連ねた八村塁(レーカーズ)も21年東京五輪以来、トム・ホーバス監督の体制では初の参加となった。

 取材対応も行い「3年ぶりに帰ってこれてうれしい。やったことのないメンバーとやれるのは楽しみ」と、充実した表情で語った。NBAのシーズンが終わった直後に、ホーバス監督がロサンゼルスを訪れて、ミーティングし、参加を決断した。「五輪の舞台に戻れるのは光栄。思いきってやりたい。東京五輪はいい結果じゃなかった。僕たちがどれだけ成長したかを見せられたら」と、力を込めた。

 この日、もう1人の「NBA組」、渡辺雄太が左ふくらはぎの肉離れで、パリ五輪出場へギリギリの状態であることを告白。3年ぶりの参加となる日本の至宝に懸かる期待は大きい。

 48年ぶりに自力で五輪切符をつかんだ日本は、8強入りを目標に掲げる。パリ五輪の予選ランド初戦でW杯王者のドイツ、2戦目には開催国で、ルーキーシーズンのNBAで強烈なインパクトを残したビクター・ウェンバンヤマを擁するフランス、「五輪最終予選ラトビア会場の勝者」と対戦していく。

 国内の代表戦は、韓国と対戦する国際強化試合(有明、7月5、7日)が行われる。

© 株式会社神戸新聞社