【陸上】田中希実が日本選手権5000mで3連覇「走る時間を楽しめた」800m予選から約2時間のタイトな日程も15分23秒72で大会2冠

【画像】田中希実選手が1500mで大会5連覇を達成し、笑顔でメダルを手にする

◇第108回日本陸上競技選手権大会(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

女子5000メートルでは、田中希実選手(New Balance)が15分23秒72のタイムで大会3連覇を達成。今大会1500メートルに続いて2冠に輝きました。

午後3時半頃に800メートルの予選に出場し、決勝進出を決めた田中選手。5000メートル決勝はおよそ2時間後とタイトなスケジュールでのレースでした。

この種目で日本記録(14分29秒18)を持つ田中選手は、すでにパリ五輪出場が内定。レースは序盤からスローペースで進む中、田中選手が1000メートル付近で先頭に立ちます。その後は徐々に後続を引き離し単独走となり、ラスト2周からさらにペースアップ。15分23秒72で大会3連覇を達成。4度目の優勝となりました。

レース後、田中選手は「5000メートルは、今季いつもより何本も走っているので、1500メートルや800メートルより恐怖なく自分の種目としてスタートラインに立てたので、長い距離は抵抗があったんですけれど、今日は落ち着くというか走る時間を楽しめたと思います」と振り返りました。

2位には15分34秒64のタイムで山本有真選手(積水化学)、3位には15分35秒78のタイムで森智香子選手(積水化学)が続いています。

田中選手はあす30日に今大会4日間で5レース目となる800メートル決勝を予定。大会3冠がかかります。

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