田中希実、5000m3連覇で史上初3年連続2冠! 800m出場から2時間15分、鉄人ぶり発揮【陸上日本選手権】

日本選手権、5000m3連覇を達成した田中希実【写真:奥井隆史】

陸上日本選手権

今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第3日が29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われた。女子5000メートル決勝では、3年連続4度目の優勝を狙った24歳の田中希実(New Balance)が15分23秒72で優勝。28日に5連覇した1500メートルに続き、史上初の3年連続2冠が懸かっていた。

田中はこの日、専門種目ではない800メートル予選3組にも登場。16歳・久保凛にこそ先着を許したが、2分4秒36の組3着で30日の決勝に駒を進め、2時間15分後の5000メートル決勝にも出場する鉄人ぶりを見せた。

田中は今年5月の世界最高峰ダイヤモンドリーグ(DL)・ユージーン大会5000メートルで14分47秒69をマーク。参加標準14分52秒00を突破し、昨夏のブダペスト世界陸上で8位入賞しているため、五輪代表に内定した。28日には1500メートルも5連覇&参加標準記録突破で内定。昨年は両種目では史上初の2年連続2冠を達成し、自身の記録を塗り替える偉業が期待されていた。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2