原因不明の体の震え 新しい治療法のセミナー開催 鹿児島市

手や頭などが震えて日常生活に支障をきたしてしまう病気に関するセミナーが、鹿児島市で開かれました。

高齢者に多く見られる、自分の意思と関係ない原因不明の体の震えは「本態性振戦(ほんたいせいしんせん)」と呼ばれ、文字が書きづらかったり、声が出しづらくなったりして日常生活に支障をきたします。

この震えの治療法は、投薬や頭蓋骨に穴を開けて手術するものですが、最近研究が進み、保険適用となったFUS(エフ・ユー・エス)と呼ばれる超音波を使った方法は、体への負担が少なく、鹿児島大学などが行っています。

セミナーでは実際に治療を受けた人が体験談を話しました。

体験者
「いっぱい困っている人がいると思うので、この手術をすすめてあげるのも希望の光だと思う」

鹿児島大学脳神経内科 高嶋博教授
「多くの方にこの治療を受けてもらいたい」

© 鹿児島テレビ放送