エスパニョールが5選手の退団を発表…“21番”を背負うメラメドや東京五輪で銀メダル獲得のO・ヒルら

エスパニョールは28日、5選手のクラブ退団を発表した。

オビエドとのラ・リーガ昇格プレーオフ決勝戦を制し、最後の1枠を掴んだエスパニョール。今回の発表によると、DFビクトル・ルイス、DFオスカル・ヒル、MFケイディ・バレ、そしてMFニコ・メラメドに加えて、今シーズンはスパルタク・モスクワにレンタル加入したFWケイタ・バルデ・ディアオの計5選手がクラブを去るとのことだ。

見事に1年でのラ・リーガ復帰を果たした中、故ダニ・ハルケの意志を継いだカンテラーノが退団する。2001年4月11日生まれのメラメドは現在23歳。エスパニョールの門を叩いたのは2013年で、カンテラの“真珠”と称されるなど、将来を嘱望されてきた。そして2019年8月、クラブ史上初となる21世紀生まれの選手としてトップチームに昇格。頭角を現した後、2021-22シーズンからはペリコにとって特別な背番号である『21』を着用。今シーズンはケガにより負傷離脱を余儀なくされた時期もあったが、在籍5年でクラブ公式戦通算137試合に出場し13得点11アシストを記録していた。

また、2020年夏に加入したMFケイディ・バレは、クラブ公式戦通算119試合に出場した。アルバニア代表でも通算29キャップを誇り、今シーズンは公式戦40試合でプレー。2020-21シーズンと合わせて、2度のラ・リーガ昇格に貢献している。同じく2020年夏に加入したDFオスカル・ヒルも、クラブ公式戦通算114試合に出場。2021年夏には、U-24スペイン代表として東京オリンピックで銀メダルを獲得していた。

なお同日、メラメドは自身の公式SNSを更新。「自分のキャリアにおいて、最も重要な背番号である21(ダニ・ハルケの永遠の背番号)が入ったこのシャツを着ることができたのは、とても光栄なこと」、「このエンブレムをあるべき場所に戻せたという満足感を胸にここを去るよ」などと愛するクラブでの思い出を綴っている。

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