「アプリの使用料金滞納」 通信会社名乗る架空請求詐欺 74万円分だまし取られる 大分県杵築市の女性

大分県警杵築日出署は29日、杵築市内に住む60代女性が大手通信会社を名乗る架空請求詐欺に遭い、現金や電子マネー計73万円分をだまし取られたとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。

署によると、23日、被害者に大手通信会社料金部を名乗る人物から電話があった。「アプリの使用料金が滞納している。26日までに料金を支払えば裁判になることはない」などと言われ、相手の指定する口座に現金30万円を振り込んだ。翌24日、さらに相手方から電話があり「もう1つ使用料金が滞納しているアプリがある」などと言われ、相手方の指示に従って、コンビニエンスストアで電子マネーを購入。その利用番号を相手方に伝え、43万円の利用権をだまし取られたという。

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