「階段を“ひとり”で下りられなくて、途方に暮れる犬」
「シベリアどころか日本の野山でも暮らせないぜ」

そんなコメントが添えられた写真には、階段上から飼い主さんを見下ろすシベリアン・ハスキーが写っています。

どうやら階段の途中で立ち止まってしまった様子。大きな体と精悍な顔つきとは裏腹に、心細くてたまらないといった表情を浮かべています。

飼い主のX（旧Twitter）ユーザー@fl2wmfjebjvf3phさんが、この写真を投稿すると、1万件以上の“いいね”（2024年6月25日時点）が集まりました。

引用リポストには「すっかりおウチ犬だねーww これは抱っこだねー」「大事に飼われてるペットさんが『ほかじゃ生きて行けねえぞ〜！』って言われるような臆病さや怠惰さを見せていると、それを許されると思って行動できるほど愛された日々が透けて見えてBIGLOVE」など、悶絶する声が寄せられています。

階段上で“抱っこアピール”する雪風ちゃん。このあとの展開は…？

愛らしいショットを披露したのは、シベリアン・ハスキーの女のコ「雪風（ゆきかぜ）」ちゃん（取材時、生後9カ月）です。

注目を集めた写真は、飼い主さんが2024年5月28日に撮影したもの。これまでは家の2階にまったく興味を示さなかった雪風ちゃんですが、最近になって2階に上がるようなったそうです。

この日、1階のリビングでくつろいでいた雪風ちゃん。ふと、飼い主さんが気づくと、2階に上がっていました。

飼い主さん：
「2階は、部屋の扉をすべて閉めてあるため入ることはできません。何もおもしろくないので『そのうちにつまらなくなって下りてくるだろう』と思って、好きにさせていました。すると、『ピーピー』という鼻声が……」

階段を見ると、途中で雪風ちゃんが立ちすくんでいましたといいます。

飼い主さん：
「階段には滑り止めワックスがかけてあるので、自分で下りることができるだろうと思ってしばらく様子を見ていましたが、そのまま固まって、途方に暮れていました」

飼い主さんによると、雪風ちゃんは、普段、自分で階段を下りているそう。このときも、しばらく様子を見守っていると、抱っこして下ろしてもらえないと察した雪風ちゃんは、自ら、階段を下りて来たそうですよ。

飼い主さん：
「日頃から、歩いていいるとき、家具に当たることがあるので『もしかして、“おどんくさ”なのでは？』と疑っていたのですが、この様子を見て、確信に変わりました。

『階段も下りられないのではシベリアはおろか、日本の山でも暮らせないぞ』と情けなく思う一方、その甘ちゃんぶりがかわいらしくも思えて……。複雑な気持ちになりました」

最後に、飼い主さんに雪風ちゃんの性格について伺いました。

飼い主さん：
「甘えん坊で、警戒心ゼロ。玄関の三和土で寝ていたとき、宅急便が来てもそのまま動かず、ヘソ天になったままおなかの上で荷物を受け取ったことがあります。
フードが気に入らないと、誰に知らせるつもりなのか遠吠えをしてアピールするなど、なかなかおもしろいコです」

写真提供・取材協力／@fl2wmfjebjvf3phさん／X（旧Twitter）
取材・文／佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

「階段、下りられない」アピールをするシベリアン・ハスキー、途方に暮れてうなだれる姿に1万人いいねが集まる！