中国・深圳市の経済運営、1~5月は安定維持

中国・深圳市の経済運営、1~5月は安定維持

深圳市南山区人才公園で行われたドローン・ライトショー。(資料写真、深圳=新華社記者/毛思倩)

 【新華社深圳6月29日】中国広東省深圳市の統計局は27日、同市1~5月の経済統計を発表し、経済運営は全体的に安定し、回復・上向き基調を継続したと明らかにした。

 一定規模(主要事業の年間売上高2千万元、1元=約22円)以上の工業企業の増加値(付加価値額)は前年同期比で12.3%増となった。うち採鉱業は6.1%、製造業は13.1%、電力・熱・ガス・水の生産・供給業は7.9%それぞれ増加した。主要業種のうち、コンピューター・通信・その他電子機器製造業は18.4%増加した。

 社会消費財小売総額は1.8%増の4169億8200万元だった。消費分野別では、商品小売が1.9%、飲食収入が0.8%それぞれ増加した。

 貿易額は34.3%増の1兆8118億200万元で、うち輸出が37.2%増の1兆1592億6500万元、輸入が29.4%増の6525億3700万元となった。一般貿易額は50.9%増え、全体に占める割合は6.4ポイント上昇の58.6%となった。

 5月末時点の金融機関(外資系含む)の人民元・外貨建て預金残高は前年同月末比2.2%増の13兆3293億9600万元、貸出残高は5.9%増の9兆5266億9600万元だった。

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