『10Kヘッド』を猛追! ドライバー部門トップ5に『浅重心ヘッド』が2モデル【ドライバー売り上げランキング】

ドライバー売り上げランキング3位に入った『Qi10』ドライバー。重心深度がやや浅めで操作性が高い

今年は『10K』というキャッチフレーズとともに慣性モーメントが大きいドライバーに注目が集まったが、最近のドライバーランキングではやや浅重心系のヘッドが順位を上げてきた。テーラーメイドではスタンダードの『Qi10』が『Qi10 MAX』より売れている。先々週は『Qi10』が2位で『Qi10 MAX』が4位、先週は『Qi10』が3位で『Qi10 MAX』が4位だった。キャロウェイでも浅重心設計のロースピンモデル『パラダイム Ai SMOKE トリプルダイヤモンド』が安定してトップ5に入ってきた。ドライバーの販売状況について、二木ゴルフ水戸店の山本直樹店長に話を聞いた。

「テーラーメイドに関しては発売直後は『Qi10 MAX』が売れましたが、最近は『Qi10』の方が売れるようになりました。テーラーメイドは『SIM』も『ステルス』も顔(形状)と飛距離性能を気に入って購入した人が多かったので、そういうタイプはスタンダードの『Qi 10』を好む傾向があります」
 
キャロウェイの『トリプルダイヤモンド』については?
 
「6月に入ってからキャロウェイのドライバーが全体的によく売れるようになってきて、それぞれのモデルが安定して販売数を伸ばしています。『トリプルダイヤモンド』は女子プロにも人気がありますし、海外ツアーで活躍しているトップ選手が使っていることで興味を持たれた方が多いです」
 
『パラダイム Ai SMOKEシリーズ』では『MAX』が最も売れていて1位になっているが、次に売れているのは5位の『トリプルダイヤモンド』。4月までは『MAX D』が2番手だったが、逆転している状況だ。
 
今年の上半期は『10K』がキーワードだったが、下半期は浅重心系やセミアスリートモデル、さらにはミニドライバー系がシェアを伸ばしていくのか?
 
【ドライバー売り上げランキング トップ3】
1位 キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX
2位 ピン G430 MAX 10K
3位 テーラーメイド Qi10
※データ提供:矢野経済研究所、6月17日~6月23日のデータ

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