年末年始に被災地へもち米を届けよう 能登半島支援で田植え 小中学生ら60人

横一列になってもち米の苗を植え付ける子どもたち

 能登半島地震の被災地支援に向けた「おもしろ学校in田んぼ」が29日、愛媛県松前町大間の水田であり、伊予市と砥部、松前両町の小中学生有志ら計約60人が、田植えを通して被災地の復興を願った。

 仮設住宅で暮らす人たちに年末年始の餅つきを楽しんでもらうため、もち米を育てて届けようと県教育研究協議会伊予支部が主催した。支部では東日本大震災の被災地にも約10年にわたり米などを寄付してきたという。

 6月上旬に石川県珠洲市などの被災地を訪れた北山崎小の森岡郁雄教諭(59)が、現地の様子を報告。多くの住宅が倒壊したままで、慣れない仮設住宅での生活を余儀なくされている人がいるとし「被災地の方が少しでも明るい正月を迎えられるよう協力してほしい」と呼びかけた。

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