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岡山県内外の大学生が国連を模して平和や環境教育をテーマに英語で議論する「日本大学英語模擬国連大会」(ノートルダム清心女子大主催)が28日から3日間の日程で、岡山市北区伊福町の同大で開かれている。戦禍が続くウクライナの学生6人も参加し、平和実現のための提案をした。
同大、岡山大など13大の計約200人が参加。事前に割り振られた国の課題を調べた上で外交官として会議に臨み、4テーマに分かれて意見交換した。
平和教育を議論するグループでは、学校内でのいじめや暴力について各国の実態を発表。ウクライナ・カトリック大3年イバンナ・セドラチックさん(18)は「欧米では銃乱射もあり学校での暴力対策が課題」と指摘し「非暴力や衝突を回避するためのカリキュラムを作成する必要がある」と訴えた。
30日には議論を踏まえて各テーマごとの決議をとりまとめる。ノートルダム清心女子大文学部2年福間史歩さん(19)は「ウクライナの学生の意見も聞き、現実的な解決策を目指したい」と話した。
ウクライナの学生は清心女子大生宅などにホームステイして事前に広島平和記念資料館(広島市)を訪問。セドラチックさんは「世界が核使用を含めた紛争を繰り返さぬよう、国際法と命の大切さも訴えたい」と話した。