生理中にやってはダメ!NG生活習慣

生理中は心も体もスッキリしないといったことはありませんか?少しでも不調なく過ごしたいですよね。生理中できるだけ快適に過ごす為に、避けた方がよいNG生活習慣について、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。

肌荒れのリスクがあるからNG

生理中の肌は、敏感で乾燥しやすいです。この時期に、ピーリングなどの角質を積極的に除去するような角質ケアをすると、肌荒れの原因になります。肌が敏感になっている生理中は、低刺激の肌を優しくいたわるケアにしましょう。また、新しい化粧品を試すのも、この時期は避けた方がいいですね。生理明けの1週間は、肌のコンディションが最もよいタイミングです。新しい化粧品は、この時に試すとよいでしょう。

生理痛の原因になるからNG

実は「生理中は冷たい飲食物を避けるように」と初潮の頃から教育されている国に比べて、日本人女性は生理痛を訴える割合が高いんです。冷たい飲食物は内臓を冷やし、子宮の冷えの原因になります。下腹部を触ってみて冷たいなら、子宮が冷えている可能性があります。

生理中だけ便が柔らかいという人もいますよね。生理中は元々、体が冷えやすくなっているんです。生理中はできるだけ体温よりも冷たい飲食物を避けましょう。そして、体が冷えないように衣類も調整するとよいでしょう。

元気がなくなるからNG

生理中、体は出血しています。つまり、いつもより多く血を消耗していることになります。ただでさえ血を消耗しているこの時期は、「血の消耗」を抑えたいものです。

では、血を消耗している部分はどこでしょう?実は「目」は、かなり血を消耗することがわかっています。中でもディスプレイを凝視することは負担の大きいことです。仕事上仕方のないケースもあると思いますが、生理中はできるだけ長時間ディスプレイを見続けることのないように、こまめに休憩をとる、目を閉じるなどの対策をとりましょう。プライベートでスマホを見る時間も短縮したいですね。

生理は病気ではないから、特別なケアは必要なく、通常どおりの日常生活ができると言われていた時代もありました。ですが、生理に関するさまざまなデータが明らかになったり、社会の生理に対する理解が進んできたことで「生理中は心身をいたわる」という考え方が定着してきましたよね。

生理に対する正しい知識をもって、正しいケアをして、心と体を大切にしたいですね。

■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。Instagramは@keiko89zen。
編集/サンキュ!編集部

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