ツィエク、1年間のレンタルを経てガラタサライに完全移籍! “買い取り義務”発生により加入へ

ガラタサライは28日、チェルシーからレンタル移籍中のモロッコ代表MFハキム・ツィエクが完全移籍に移行することを発表した。

現在31歳のツィエクは、出生地であるオランダのヘーレンフェーンでプロキャリアを歩み始めると、トゥエンテでのプレーを経て、2016年夏にアヤックスへと加入。公式戦通算165試合出場49ゴール81アシストを記録し、2018-19シーズンには国内2冠とチャンピオンズリーグ準決勝進出の原動力となった。

しかし、2020年に加入したチェルシーでは本来のパフォーマンスを発揮できず、新天地を探すことに。だが、昨年冬に書類の問題でパリ・サンジェルマン(PSG)へのレンタル移籍が破談となると、昨夏にもメディカルチェックの問題によりアル・ナスルへの移籍が破談となった。それでも昨年8月に1年間のレンタル移籍でガラタサライに加入すると、公式戦22試合出場8ゴール4アシストの成績を残し、クラブのスュペル・リグ優勝に大きく貢献した。

昨夏に結ばれたチェルシーとガラタサライの契約には、特定の条件が満たされた場合に買い取り義務が発生するオプションが付帯していたツィエク。ガラタサライの発表によると、同選手は条件をクリアし、移籍金なしでトルコ王者に完全移籍することになったようだ。

なお、年俸は285万ユーロ(約4億9000万円)で、契約延長オプションが行使された場合には、2025-26シーズンも同額の年俸が支払われるという。

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