暑くて何をつくるか浮かばない!バランスよく食べられる献立のコツ

毎日の献立作りに悩んでいませんか?

一汁三菜が理想と言われていますが、いそがしい日々、品数をたくさんつくるのは大変ですよね。
暑さが厳しいなか、何をつくるか浮かばずに、「誰か決めて!」と思うこともしばしばではないでしょうか?

今回は、野菜や果物のおいしさを引き出す野菜料理家の越野美樹さんが、家族に手抜きがバレず暑いときにもなんとかつくれる献立づくりのコツをお伝えします。

食べたいものをつくる

暑くてやる気が出ないとき、モチベーションをあげるために、自分や家族が食べたいものをつくるのが一番オススメです。

つくりたくないものを作っても、おいしく仕上がるわけありません。
とはいえ、家族に「食べたいものある?」と聞いても、「なんでもいい!」。
欲しい答えが返ってくることは少ないですよね。

わが家は、まず私が食べたいものをメモしておき、
家族から「食べたいなぁ。」の声を聞いたら、すかさずいっしょにメモしておきます。

いそがしいときや材料がないときはつくれないので、できるときにつくる。
忘れたころにつくることもしばしばですが、食べたいものをつくって食べるのが一番ですね。

献立組み合わせのコツ

食べたいものが浮かばないときは、とりあえず主菜と副菜、もしくは主菜と汁物、2品を考えましょう。

例えば、主菜と副菜をつくることにしたとき、次の組み合わせを考えると、バランスよくなりますよ。

●味の濃淡
主菜がご飯が進む味つけなら、副菜は薄味にするなどのバランスを考えます。
●彩り
赤・黄色・緑のうち、2色はあると見た目も満足できます。
●調理時間
主菜に時間がかかるなら、副菜は時短料理を選びます。
●素材の数
主菜の素材が少ないなら、副菜は具だくさんにします。
●栄養バランス
主菜でたんぱく質やビタミン・ミネラルなどが不足しそうなら、副菜でプラス。

1品完結お助けメニュー

2品思い浮かべるのがむずかしい場合は、1品完結メニューに頼りましょう。

主食をご飯にする場合は、上におかずをのせるどんぶりものや、カレー、シチュー、ハヤシライスなど。

主食に麺を選ぶときには、冷やし中華、具だくさんラーメン、焼きそば、ナポリタンなど。

パンのときには、サンドウィッチや、オープンサンド、ハンバーガーなど。

いずれも、炭水化物に偏らないよう、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどを含む食材を組み合わせましょう。

暑い中、毎日食事をつくるのは、本当に大変ですよね。

献立作りのコツをご紹介しましたが、あまりにも暑くてやる気が出ないときには、栄養バランスなどを考えずに食べたいものをつくるだけでも立派です!

毎日「何食べよう…。」と悩まずに、ぜひ楽しんでつくってくださいね。

■執筆/越野美樹…調理師資格・野菜料理家・ライター。基本調味料で野菜のおいしさを引き出す料理、自然住宅・田舎暮らし・SDGs、暮らしの節約術など、レシピやコラムで発信する。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。

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