ヤマメ育つ豊かな環境に 花巻・葛丸川 児童ら稚魚放流

葛丸川にヤマメの稚魚を放流する児童ら

 29日の県南地方は高気圧に緩やかに覆われて晴れ、最高気温は奥州市江刺と北上が32・9度、花巻32・1度、一関31・8度(いずれも盛岡地方気象台調べ)などとなった。花巻市石鳥谷町の葛丸川では、児童らが豊かな河川環境を願い、ヤマメの稚魚800匹を放流した。

 地元の川に親しんでもらおうと、葛丸川淡水魚愛護組合(菅原昇組合長)が恒例の釣り大会の前日に実施している取り組み。参加した親子4組は、バケツの中でピチピチと跳ねる5~8センチの稚魚をゆっくりと水面に放し、泳ぐ姿を見えなくなるまで目で追っていた。

© 岩手日日新聞社