水道水水源からPFAS検出の問題で市と専門家が議論 「水汲むの止めると他で数値が上がる可能性」と指摘も  岐阜・各務原市

岐阜県各務原市の水道水の水源で、発がん性が指摘される化学物質「PFAS」が検出された問題で、市は29日、今後の対策を検討する委員会を開きました。

この問題は、各務原市内の水道水の約半分をまかなう水源で、有機フッ素化合物「PFAS」が国の暫定目標値を超えて検出されていたものです。

市は去年7月に公表し、水源地には浄化装置を設置して、現在は基準値を下回っています。

各務原市は29日、水源や浄水施設への今後の対策を検討するため、専門家らによる 「水質改善対策委員会」を初めて開きました。

市からこれまでの経緯や対応が報告され、PFASの値が高かった井戸を止めている対応に専門家からは「水を汲むのを止めると他の地点でPFASの数値が上がる可能性がある。」などの指摘があがりました。

市は今後も委員会を開き、浄化施設の整備や、最終的に新しい水源を確保することも含め、対策を検討していくということです。

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