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イランで6月28日、ライシ大統領の急死に伴う大統領選挙が行われ、過半数を獲得する候補がいなかったことから、来週決選投票が行われます。
5月に死亡したライシ大統領の後任を決める選挙では、最高安全保障委員会のジャリリ元事務局長とペゼシュキアン元保健相が激しく争いましたが、いずれも過半数の票を獲得できず、7月5日に2人による決選投票が行われることになりました。
反欧米を掲げる保守強硬派のジャリリ氏に対し、協調を重視する改革派のペゼシュキアン氏は、アメリカによる経済制裁の解除を目指し、欧米と対話を進める考えを示しています。
一方で、最高指導者ハメネイ師をトップとする体制は変わらないことから市民の関心は低く、投票率は約40%と過去最低となりました。