阪神・及川 左手中指マメの影響で2週間ぶり実戦登板「次が見えた」打者4人に安打性ゼロ

 試合後のシート打撃に登板した及川(撮影・金居みつよし)

 阪神の及川雅貴投手(23)が29日、鳴尾浜球場でシート打撃に登板した。左手中指のマメの影響などもあり、約2週間ぶりの実戦登板。「指にかかった球もめっちゃあった。次が見えたシートでした」。試合への復帰へ向けて、大きな一歩を踏み出した。

 井上ら打者4人に対して、安打性なし。15球を投じて、ストライク先行の投球になった。「ある程度、コース付近にはいけた」。残る課題は直球の精度。投げられない期間にはフォームを見つめ直し、軸足の左足の使い方も良くなってきた。

 この日は1軍がヤクルトの奥川に白星を献上。横浜高時代はともに高校BIG4と称された。「負けじと追いかけて、いつか追い越せるようにやっていきたい」。今季は先発として爪痕を残した。もう一度、1軍の舞台にはい上がる。

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