南部州にミサイル攻撃、7人死亡 30人以上けが、インフラ被害

地対空ミサイルシステム「パトリオット」を背に演説するウクライナのゼレンスキー大統領=11日、ドイツ北東部(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ南部ザポロジエ州の州都ザポロジエ近郊で29日、ロシア軍によるミサイル攻撃で子ども2人を含む7人が死亡、30人以上がけがを負った。インフラ設備や集合住宅が被害を受けた。非常事態庁などが発表した。

 ゼレンスキー大統領は「毎日このような攻撃に苦しんでいる。決断の遅れは、人命の損失を意味する」とし、防空装備の供与加速を友好国に訴えた。東部ドネツク州でも29日、集落などにミサイル攻撃があり6人が死亡した。

 国営通信社ウクルインフォルムは、南部ヘルソン州で無人機攻撃が激化し「州都ヘルソン近郊を中心に前例のない事態に陥っている」との州当局者の話を伝えた。

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