パリ五輪を裏から支える中国のテクノロジー―中国メディア

各国の選手がパリ五輪で技を披露することになっているが、数えきれないほどの中国ブランドも五輪の舞台に華麗に登場しようとしている。

各国の選手がパリ五輪で技を披露することになっているが、数えきれないほどの中国ブランドも五輪の舞台に華麗に登場しようとしている。会場建設、競技設備にしても、観客観戦にしても、「中国の新たな質の生産力」の風がパリで吹き始めている。中国のテクノロジーが中国の選手と共にパリで参戦する。中央テレビニュースが伝えた。

今年のパリ五輪のビーチバレー、テニス、柔道などの競技で、世界の視聴者は夏季五輪で初めて、選手がSF映画の「バレットタイム」のように静止する画面を目にする。その場にいるかのように、複数の角度から選手のスローモーションや時間停止などの不思議な効果を目にすることができる。この技術は上海の五輪予選でもいち早くテストが行われた。

クラウド中継を見るほかにも、パリの現場の観客はLEDディスプレーでリアルタイムで観戦することもできる。五輪開催期間中にパリの各区の計25カ所の屋外ディスプレーで生中継が行われる。また、組織委員会はセーヌ川の畔に80余りの巨大ディスプレーを設置し、五輪開幕式を生中継する。これらのLED巨大ディスプレーのほぼすべてが中国のテック企業が生産したものだ。世界のLEDディスプレー市場シェアトップ10社のうち8社が中国で、世界の80%以上のLEDディスプレーが中国メーカーによって生産されている。

パリ五輪における中国のテックイノベーション企業の存在感はこれだけではない。パリ五輪が掲げる会場建設の炭素削減、環境保護、回収可能の高基準に直面し、河北省石家荘市のある床板生産企業は自社の特許技術により、3x3バスケットボールと卓球の床板独占サプライヤーになり、海外ブランドの独占を打破した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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