「欧州中に貧弱さを見せつけた」スイスに惨敗で16強止まりのイタリア、母国紙が断罪「最悪の形」「混乱し、怯える姿」【EURO】

現地時間6月29日に開催されたEURO2024のラウンド16で、ルチャーノ・スパレッティ監督が率いる前回王者のイタリアは、スイスとオリンピアシュタディオン・ベルリンで対戦。為す術なく0-2で敗れ、連覇の夢を絶たれた。

ワールドカップは2大会連続で出場さえ逃しているアッズーリは、序盤から押し込まれると、37分にレモ・フロイラーに被弾。さらに後半に入って46分、ルベン・バルガスに芸術的なミドルシュートを叩き込まれた。

ほとんど反撃をさせてもらえず、文字通り完敗を喫したなか、母国の大手紙『Gazzetta dello Sport』は「イタリアの面目丸つぶれ!スイスに2-0で一蹴され、敗退」と題した記事を掲載。「なんという失敗だ」と糾弾している。

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「イタリアは最悪の形でEUROを終える。運に恵まれて困難なラウンドを通過した後、スパレッティはこの一戦がターニングポイントになるよう期待していたが、崩壊に終わった。フィジカル的にも、戦術的にも、心理的にもだ。

2006年に世界チャンピオンになり、7月14日の決勝に臨むことを期待していたスタジアムで、バレッラと彼のチームメイトは、ヨーロッパ中に代表チームの貧弱さを見せつけた。2006年ワールドカップ優勝の日々はとうの昔に過ぎ去った。今回、ブッフォンはスーツにネクタイ姿でベンチにいるだけだ。ピッチの上には、混乱し、怯えるイタリアの姿があった」

スイスの出来の良さ、イタリアの非力さ――。構図はあまりに明確だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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