自慢の鉄道フォトに自作の詩を添えて 「鉄道写真詩コンテスト2024」作品募集スタート(全国)

「鉄道写真詩コンテスト2024」のキービジュアル(資料:交通環境整備ネットワーク)

自分で撮影した鉄道写真に、自作の詩を添えて作品に仕上げる「鉄道写真詩」。全国の地方鉄道の再生や利用促進に取り組む、東京の一般社団法人・交通環境整備ネットワークは2024年7月1日から、「鉄道写真詩コンテスト2024」の作品を募集する。

初回は2017年で、迎えて8回目。国土交通省鉄道局が後援、交通新聞社「旅の手帖」、鉄道博物館、東武博物館などが協賛・協力する。

鉄道への注目度を上げ、幅広い層にアピールする活動として発想。俳句や短歌は、特定テーマ(兼題)で創作するのが一般的で、それを鉄道の世界に応用、兼題写真も自分で撮影するのが、鉄道写真詩コンテストだ。

審査員を務める詩人・社会学者の水無田気流さんは、「鉄道写真詩は写真と詩に相乗効果が生まれる表現方法。写真を説明するのでなく、写っていない部分を詩作するのが印象に残る作品を生み出すポイント」と説く。

募集するのは、自分が撮影した鉄道写真に自作の詩を添えた未発表作品(1人3点まで)。詩は自由詩、散文詩を問わない(1行詩から20行以内)。

応募方法の詳細は、交通環境整備ネットワークのホームページで。締切は2024年9月30日、発表は同10月31日。本ニュースのタイトルは「全国」としたが、海外で撮影した鉄道写真での応募ももちろん歓迎。

記事:上里夏生

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