射水(富山)と千曲市(長野)の児童交流 海王丸でマスト登り

力を合わせて展帆体験を行う児童たち

 富山県射水市と、姉妹都市提携を結ぶ長野県千曲市の児童を対象にした「海の生活体験交流会」が29日、射水市海王町(新湊)の海王丸パークであり、子どもたちが帆船海王丸のマスト登りなどを通じて親睦を深めた。

 射水市から5、6年生18人と千曲市から6年生18人が参加した。マスト登りでは、児童たちが海面から10メートルほどの高さで慎重にロープの上を歩いた。ロープを引いて帆を広げる展帆(てんぱん)作業も体験した。千曲市戸倉小の岡田大輝さん(6年)は「色鮮やかな海の景色が見られて感動した」と話した。交流会は1泊2日の日程で、最終日の30日は呉羽青少年自然の家で焼きそば作りなどを行う予定。

 射水市児童クラブ連合会(宮井利一会長)が両市の子どもたちの交流を広げようと毎年開いている。

「海王丸」のマスト登りに挑戦する児童
帆船「海王丸」の前で記念撮影をする児童たち

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