「どうやって止めるの?」韓国戦でも34得点と爆発した“223cm”中国女子バスケ17歳にFIBA公式&世界が唖然!「外して拾って外して拾って決めるんだ」

現地6月29日、中国で開催中の女子バスケットボール「U-18女子アジアカップ」は準決勝の2試合を実施した。第1試合で日本はオーストラリアに惜しくも63―68で敗れ、第2試合では中国が韓国を79―61で撃破。この結果、30日の3位決定戦は日本vs韓国、そして決勝は中国vsオーストラリアの顔合わせに決まった。

連日アジアのU-18大会を報じているFIBA(国際バスケットボール連盟)が、ふたたび今回も中国の超新星にスポットライトを当てた。223センチの巨躯を誇る17歳、チャン・ツーユウである。

中国バスケ界が満を持して国際大会デビューさせたばかりの逸材で、圧倒的なサイズと確かな技術で攻守に大活躍中だ。1次ラウンドの日本戦で大会新記録となる44得点を叩き出すと、韓国との準決勝でも34得点をマーク。21分35秒の出場で16リバウンド&5アシストも記録している。

FIBAは公式インスタグラムで試合のハイライト動画を掲載し、「223cmのチャン・ツーユウをどうやって止めるの?」との一文を添えて驚きを表現した。すると世界中のファンが即座に呼応。「ボールを渡すだけ終わりだ」「フェアじゃないな!」「おもちゃで遊んでるみたい」「ジャンプしないのは退屈」「彼女は外して拾って外して拾って決めるんだ」「中国のゲームプラン:チャン・ツーユウを朝起こして、バスに乗せて、ユニホームを着せる」など、さまざまな声が寄せられている。
両親ともに元プロバスケットボール選手で、父が213センチ、母が198センチと強烈なDNAを引き継ぎ、小学校卒業時点で210センチを超えていたという。今大会でのハイパフォーマンスによって注目度が高まり、当初はFIBA公式が発表した「220センチ」で紹介されていたが、その後「223センチ」や「228センチ」という説も飛び出した。選手本人が「228センチもありません。みなさんが思っているほどではなくて、せいぜい223か224センチくらいです」と答えたためか、今回からFIBAも「223センチ」と表記している。

決勝で戦うオーストラリアはこれまでの相手よりも平均身長がかなり高い。そのプレッシャーのなかでチャン・ツーユウがどんなプレーを披露するのかが注目される。

なお今大会のベスト4である日本、中国、韓国、オーストラリアの4チームは、来年開催される「U-19女子ワールドカップ」の出場権を獲得している。

構成●THE DIGEST編集部

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