愛川町 大規模物流倉庫が完成 東京ドーム4個分の規模 大和市

同施設の空撮写真=オリックス不動産提供

愛川町の神奈川県内陸工業団地にこのほど、大規模マルチテナント型物流施設の「厚木IIIロジスティクスセンター」が完成した。保有企業はオリックス不動産株式会社(本社・東京都港区)。地上6階建てで、各階に10トントラック55台分の積み下ろしスペースがある。延床面積は同社最大の18万1613・22平方メートルで、東京ドーム4個分の広さ。テナント契約率は100%で、物流や自動車関連の入居を予定している。

この倉庫は圏央道の「相模原愛川IC」から約4キロ。圏央道や接続する東名高速道路も活用して広範囲に配送でき、港湾の貨物が受け入れやすい立地として選ばれた。新東名高速道路の開通後への将来性も考慮されたという。物流施設の競争が激しい「厚木エリア」で差別化を図るため、大規模に開発したという。

想定する総従業員数は700人。近隣地域からの通勤を想定し、普通車の駐車区画を493台分設けている。屋上には太陽光発電装置を設置しており、蓄電も可能。入居企業は、100%再生エネルギー由来の電力を使用できる。

施設と圏央道の位置

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