生で聴きたい三味線♪吉田兄弟デビュー25周年ツアー「‐極生‐」福岡公演

こんにちは♪リビングふくおか・北九州Web地域特派員のみずぽんです♪

みなさんは和楽器の音をまじまじと聴いたことはありますか?娘の小学校の音楽の教科書に載っていたり、私世代よりも、もしかしたら娘世代の方が、馴染みがあるのかもしれません。

左から、兄の良一郎(りょういちろう)さん、弟の健一さん

今回のツアーへの思い

吉田良一郎さん(以下・吉田兄):25周年。3、4年コロナ禍でなかなか公演ができなかったので、スペシャルなことができないか?ということで、生音で音の揺れ、響きを感じてもらえるようなコンサートにしたいです。

吉田健一さん(以下・吉田弟):2019年の20周年のときに、コロナ禍で、Creepy Nuts(クリーピーナッツ)さんやMIYAVI(ミヤビ)さんとコラボをしたりはしましたが、配信止まりの活動になってしまいました。お客様との距離が開いてしまった分の距離を縮めたい、今回は音をお届けしたいという思い、また、30周年、40周年続けていけるスタートラインに立った気持ちで、取り組みたいです。

「‐極生‐」はビールの名前にありそうなタイトルですが、25周年やってきた津軽三味線がかっこいい音で、CDのように作られた音ではなく、その音を生で感じてほしいという思いから名づけました。日本の音ってこんなにもかっこいいんだなということを感じていただきたいです。

二人:生の音なので、ステージ上でハの字になり、お互い演奏している様子が見えるように弾きます。

ツアーで演奏する楽曲は?

吉田兄:オリジナル曲を中心に、今の吉田兄弟を感じられる曲で、新旧の曲を交えた曲をチョイスしていますが、『津軽じょんがら節』だけははずせません。ツアー中、3回くらいは曲目リストを変えています。また、『緒 ITOGUCHI』というアルバムを会場限定で販売します。

吉田弟:「吉田兄弟 デビュー25周年 47+1都道府県ツアー」の「+1」というのは、公式LINEのスタンプを集めている人たちに向けてスペシャルな公演をするという意味です。

吉田兄:13公演をすでに終わらせているが、大きな会場は秋田県の900席でした。今回福岡会場では、1000席。ホール会場は洋楽器にあわせて作られていることが多いので、生音が聴こえにくい席は、売り止めにして、どの席に座っていただいたも、楽しめるようにしています。

吉田弟:音の面白いところが、季節でも違います。お洋服が音を吸収するので、お客様の着ているお洋服でも音が違います。地域でも音色が違います。九州は特に熱い方が多いです。

三味線体験会付きプレミアムシートもあり!幅広い世代の愛好者がいる津軽三味線

今回福岡会場では、3種類のチケットが用意されているとのことです。三味線体験会付きプレミアムシート、プレミアムシート、指定席の3種類で、体験会付きチケットは24枚限定です。

体験会は終演後に、1組4名に分かれ、1組につき約15分間を予定しています。吉田兄弟のお二人に直接指導していただけます。自分の番が終わっても帰らずに、発表会感覚で見ていくお客さんが多いそうです。

吉田兄弟を通して初めて津軽三味線に出会う人もいれば、津軽三味線を実際に習っている人は実際にご自分の楽器を持ち込まれる方もいらっしゃるそうです。

3世代、4世代、世代をまたがってお客さんがいるそうで、東京の有名私立大学には三味線のサークルがあり、サークル卒のプロの奏者が登場しているくらい、若い世代にも津軽三味線を触れてみたい方が増えているとのことです。

「津軽三味線の歴史は150年くらい。まだ発展途上だからこそ、いろいろなチャレンジができるんだと思う」と話してくれた吉田兄弟

「地域や季節で生の音が違って聴こえる」というエピソードに大変興味を持ちました。福岡会場の夏、寒い地域の冬など、遠征してみると違いを楽しめて面白そうだなと思いました。

吉田兄弟 デビュー25周年 47+1都道府県ツアー ―極生―

日時 2024年8月3日(土) 開場13:30/開演14:00

会場 福岡国際会議場メインホール 福岡市博多区石城町2-1

入場料 三味線体験会付きプレミアムシート9000円、プレミアムシート6500円、指定席4500円

問い合わせ スリーオクロック 092‐732-1688〈平日10:00~18:30〉

吉田兄弟 (yoshida-brothers.jp)

8/10(土)に佐世保公演、8/12(月・祝)に宮崎公演を開催。

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