「歴史に名を刻んだ」52年ぶり快挙達成の日本男子バレーを中国メディアが称賛!一方VNL不出場の自国代表には嘆き節【ネーションズリーグ】

バレーボールネーションズリーグ(VNL)男子決勝ラウンドの準決勝が日本時間6月30日、ポーランド・ウッチで行なわれ、日本代表(世界ランク2位)がスロベニア代表(同3位)と対戦し、ストレート勝ち(25-21、27-25、31-29)した。日本は金メダルを獲得した1972年のミュンヘン五輪以来、52年ぶりとなる主要国際大会決勝進出、2大会連続2回目のメダルを確定させた。

スロベニア代表は日本代表にとって、VNL予選ラウンド福岡大会で3ー1で一度下した相手。第1セットを先取した日本代表は第2セットも5連続得点で流れを作り、一時逆転を許すも、デュースにもつれながらも、このセットを奪い決勝進出へ王手をかける。

第3セットも接戦を演じながらもエース石川祐希(アウトサイドヒッター)、西田有志(オポジット)の連続得点でリード。終盤に逆転を許し、スロベニアにセットポイントを許すも、驚異的な粘り強さを見せ、2大会連続となるメダルを確定させた。

中国の地元メディア『搜狐体育』も「男子バレーボール日本代表は3-0で歴史に名を刻んだ」と題し、日本の快挙を称賛。「日本チームはアジアの強豪チームで、今や世界の強豪となり、西田有志、石川祐希らも海外のトップリーグでプレー。日本は(予選ラウンド)9勝3敗、ランキング4位、非常に良いプレーをし、決勝進出を果たした」と世界トップを競うにふさわしい日本代表の現状を説明した。

一方で「特筆すべきことは、今年のVNLで中国チームが前回のセッションで降格し、突破できなかったため、参加できなかったこと」と自国の代表はVNLに参加することすら敵わなかったと日本代表と対照的に辛辣な評価を下した。中国は現在、世界ランク32位に甘んじている。

同日に行なわれたもう一方の準決勝では、世界ランク1位のポーランド代表が敗退。日本代表は日本時間7月1日、東京五輪金メダルのフランス代表(世界ランク5位)との決勝戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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