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作陽高校卒で、この春から日本テレビ系演芸番組「笑点」の新メンバーとなった立川晴の輔さん(51)の特別講演「伝統をつなぐための守・破・離」が28日、岡山県津山市山下の県建設業協会津山支部建設会館で開かれた。
七代目立川談志さんが58年前に「笑点」をつくったことに触れ、「落語は、テレビに向いていません。今のテレビはテロップが出ますね。ぱっと見て分かるものをつくる。日本で唯一テロップが出ない番組は『笑点』。言葉の力を大切にしています」と語った。
立川流の教えの厳しさを披露した。「マック買って来い、はオレが食べたいバーガーを買ってこいという意味。師匠が何を欲しがっているのか自分で考えなければならない」など理不尽とも思える数々の「愛のむち」を笑いを誘いながら話した。そのうえで「だんだんリズムが合ってきて、分かった気になると、また突き放される。これで『間』を学び、鍛えられました」と述べた。
「落語を学ぶときはコピーしろといわれる。入門したら自分を捨てる。そうしていたら、いつまでやっているんだといわれる。そして破、離となる。どの世界でも一緒ですね」と語った。
五月工建安全衛生協議会康輪会の本年度安全大会の一環で開催し、約70人が聴講した。
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立川流の「愛のむち」について話す立川晴の輔さん