重量感ある「バン」の音に歓声 日米の投げる競技ミックス「クロリティー」に沸く

クロリティー大会で熱戦を繰り広げる参加者ら(京都府長岡京市・市老人福祉センター竹寿苑)

 日本の輪投げと米国の馬てい投げをミックスさせたスポーツ「クロリティー」の大会が京都府長岡京市の市老人福祉センター竹寿苑で開かれた。出場した高齢者は数メートル離れたボードに狙いを定め、リングを投げ合った。

 市長杯クロリティー大会は競技を通じて高齢者に交流してもらおうと開かれ、17回目。16人が参加し、最高得点10点のセンターポールの立つ約75センチ四方のボードに向かい、4メートルと6メートルの距離からそれぞれ10投ずつ、重みのあるリングを投げて総合得点を競った。

 予選後に上位8人で行われた決勝トーナメントでは「狙って、狙って」と声援を受けた選手たちが、「バン」と重量感のある音を響かせながらリングを投じた。センターポールに入ると、歓声が上がり、手をたたいて喜ぶ参加者の笑顔も見られた。

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