地ビール飲み比べ 茨城県内13醸造所、特産品使用も 水戸

クラフトビールを受け取る来場者(右)=水戸市三の丸

茨城県内13醸造所のクラフトビールを集めた「三の丸 BEER GROOVE(ビアグルーヴ)」が29日、同県水戸市三の丸の水戸大手門広場で初めて開かれ、飲み比べを楽しむ多くの来場者でにぎわった。30日も午前11時~午後5時で開かれる。

各醸造所でつくる茨城クラフトビール研究会が主催。会場は13醸造所と12飲食店のブースやキッチンカーのほか、テーブルや椅子、テントを並べてビアガーデンが用意された。

牛久醸造場(牛久市)は筑波山の福来(ふくれ)みかんの皮を用いた爽やかな香りが魅力のビール、さかい河岸ブルワリー(境町)もさしま茶を使ったビールを提供するなど地元の特産品を使った品が目立った。

この日の水戸市の最高気温は27.3度。梅雨の合間の太陽が照り付ける蒸し暑さの中、来場者は独特の風味や香りを確かめながら好みの一品を探し、多くの種類で売り切れが続出した。

同県日立市から訪れた小沢亮子さん(53)は「気に入ったビールが見つかって最高。こういうイベントをぜひ地元でも開いてほしい」と話し、ビール仲間と乾杯した。

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