「戦術が何もない」「チームを過大評価」敗退したイタリア代表の指揮官を同国名将カペッロが痛烈批判!「クオリティがない。あまりにも多くのミスを犯した」

現地6月29日に行なわれたEURO2024のラウンド16で、前回王者イタリアがスイスと対戦。37分と46分の失点で0-2と敗れ、連覇どころか早期敗退となった。

完全に試合を支配されての完敗に、ルチャーノ・スパレッティ監督を痛烈に批判したのが、イタリアの名将ファビオ・カペッロ氏だ。

イタリア紙『Corriere dello Sport』によれば、『Sky Sport』の解説で「戦術レベルで我々は変更したが、何も見えなかった」とバッサリ。こう続けている。

「フィールドのあちこちにチームが散らばっているのが見えた。スパレッティにはいくつかのアイデアがあり、自分が一定の方法でプレーしていると考えていたが、クオリティとダイナミズムに欠けるチームを過大評価していた。この代表チームにクオリティがあると思うか?」

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カペッロ氏は「プレスの際にボールを奪い返す動きもテクニックもなかった。戦術的にはすべてトライしたが、何も見つからなかった。彼らはスペースを圧縮しているだけ、それだけだ。クオリティがない。あまりにも多くの戦術的ミスを犯し、(ニコロ・)ファジョーリは水を失った魚のようにそこにいた」と批判した。

強豪イタリアにとっては、ショッキングな敗戦となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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