『ジョンソン』ほか続々打ち切りで…TBS新レギュラー2大本命は「禁断移籍番組とそっくり姉妹番組」

今秋の終了が言われているTBS『ジョンソン』 ※画像は『ジョンソン』の公式サイトより

かまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨークがレギュラー出演する『ジョンソン』(TBS系)、オードリーとハライチがレギュラー出演する『オドオド×ハラハラ』(フジテレビ系)が9月をもって終了すると報じられるなど、7月に入ろうというこのタイミングで、テレビ各局の秋の改編期の話題も増えつつある。

「特にTBSは、今秋の改編期に大ナタを振るうことになるようです。『ジョンソン』だけではなく、ヒロミさん(59)、南海キャンディーズ・山里亮太さん(47)がMCを務める『東大王』も終わることになると聞こえてきています。さらに他にも打ち切りが検討されている番組があるようです。

現在のTBSのバラエティ番組の編成を総括するのは、もともと『ニンゲン観察バラエティモニタリング』(TBS系)のチーフプロデューサーだった方。大手事務所所属のタレントの番組であろうと視聴率が悪かったら容赦なく切っていく方針だといい、だからこそ吉本芸人が多く出る『ジョンソン』や、同じく吉本芸人の山里さんとベテランのヒロミさんの『東大王』も打ち切られることになると言われていますね」(制作会社関係者)

終わる番組があれば、新たにスタートする番組もある。TBSでは今、ある“2つの番組”がレギュラーに昇格するのではないか、と注目を集めているという。

「1つが“禁断の移籍”だと話題を呼んだ『巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会』(TBS系)だといいます」(前同)

6月3日の夜8時55分より、俳優の生瀬勝久(63)がMCを務め、森三中の大島美幸(44)、3時のヒロインのかなで(32)、福原遥(25)、満島真之介(35)がスタジオ出演したバラエティ特番『それって実際どうなの会』が放送されたが、これが今年3月末まで日本テレビ系で放送された『それって!?実際どうなの課』と出演者もタイトルも内容も“ほぼ同じ”だと大きな物議を醸した。

『実際どうなの課』は2019年4月から今年3月まで5年にわたって続いた日本テレビ系で放送され、中京テレビ制作の深夜バラエティ番組。生瀬がMCを務め、博多華丸・大吉、森三中・大島、女優の森川葵(29)がスタジオレギュラーとして出演していた。

「ほぼ同じタイトルで生瀬さん、大島さんが残留。さらに『実際どうなの課』で世間の俗説を体を張って検証していたWエンジンのチャンカワイさん(44)、双子コンビのザ・たっち、駆け抜けて軽トラの餅田コシヒカリさん(30)も『どうなの会』に出演。“もしかしてパクり?”という声も上がりました」(同)

■日テレからTBSへ“禁断移籍”『それって実際どうなの会』特番が好評

6月3日の『どうなの会』では、MCの生瀬がオープニングトークで「(何もかも見覚えがありすぎて)ここまでご覧になって、ザワついていると思います」と話していたほか、企画中に出てきたカレーが豪華なことを「新番組なので“いつもの”カレーとは……(いつもが)いつのことだかわからないが」とナレーションが入ったりと、事実上の同一番組であることを示唆していた。

X(旧ツイッター)には、

《それって実際どうなの課?って日テレ系じゃなかったっけ??? と思ったら、違う番組なのか…似すぎじゃね????》
《自分が好きだったそれって実際どうなの課がそれって実際どうなの会に生まれ変わってるだと…》

といったコメントが寄せられていた。

「番組が、内容もタイトルもほぼそっくりそのまま、系列ではない他局に移籍するなんて通常は絶対にありえない話。こうなった経緯としては、中京テレビの局員で『実際どうなの課』を立ち上げた企画兼プロデューサーのA氏に、番組が終わることを知ったTBSから“終わるならウチでやりませんか?”と打診があったということだといいます。

番組を大切に思っていたA氏は中京テレビを辞めて、あらためてTBSで『実際どうなの会』を制作することになったようです」(前出の制作会社関係者)

だが、業界内でも考えられない“禁断の移籍”で、

「制作は中京テレビですが、放送していた日テレサイドが激怒し、日テレ編成がTBS編成にクレームを入れたという話も報じられていましたね。

そして、6月3日にTBSで放送された『実際どうなの会』の2時間SPは、今、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率が3.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。同時間帯にはフジテレビの月9ドラマ、日テレでは特番『一攫千金!宝の山』、テレビ朝日では『報道ステーション』と強力な番組が並びましたが、その中でコア3%というのはしっかり結果を残したということ。SNSでの評判も上々でした」(前同)

■キャストほぼ同じ『モニタリング』姉妹番組がレギュラー化か

“初回”で良い結果を残したTBSの『どうなの会』は、6月26日午後8時30分から第2弾が放送された。Xには、

《ジョンソンが9月終わりってことはどうなの会レギュラーありそうだな…》
《放送するチャンネルが変わってもキャストの大半が同じでスタッフもほぼ同じだから違和感なく見れたし、やっぱりこの番組面白いなって思った》

とレギュラー化するのではないかという声も少なくない。

「日テレの深夜時代も評判がよく、ファンがついていましたからね。番組終了を残念がる人も多かったですが“禁断移籍”からの復活でしっかりと結果を残しました。数字がすべての世界でもありますから、TBSはレギュラー化する気満々だと言われていますね。

博多華丸・大吉、森川さんの出演はありませんが、MCは売れっ子俳優の生瀬さんと格は十分ですよね」(前出の制作会社関係者)

そして、『実際どうなの会』とともに10月にレギュラー化するのではないかといわれているのが『わんにゃん観察バラエティ アニマリング』だという。

『モニタリング』の姉妹番組である『アニマリング』は犬猫の行動を観察し、その可愛さを追求するという内容で、4月18日、5月23日、6月10日とこれまで3度にわたって特番で放送された。

出演者は『モニタリング』のMCを務めるブラックマヨネーズの小杉竜一(50)、同じく『モニタリング』レギュラーの小泉孝太郎(45)、川口春奈(29)、ハリセンボンの近藤春菜(41)。

5月23日と6月10日の放送にSnow Manの佐久間大介(31)がVTR出演したことも話題を呼んだ。

「TBSバラエティの編成を総括しているのが『モニタリング』のチーフプロデューサーだった人ですので、当然ながら古巣の番組には愛着があるでしょうね。

それに『アニマリング』のキャスティングを見てみても、好感度抜群の小泉さん、トップ女優の川口さん、バラエティ番組に引っ張りだこの小杉さん、近藤さん、さらには『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)でTBSと良好な関係にあるSnow Man・佐久間さんも出演。しっかりと若年層の視聴率を狙いにいっていますよね。

人気バラエティ『モニタリング』と鉄板とも言える可愛い動物の組み合わせ。ハマっていけばゴールデン向きの番組になりそうですよね」(前同)

今秋に複数の番組が終了するというTBS。10月からは禁断移籍の『実際どうなの会』と『モニタリング』の姉妹番組『アニマリング』が、レギュラーに昇格するのだろうか。

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