校舎で「冷っ」体験 松延小にお化け屋敷 平塚市・大磯町・二宮町・中井町

お化けに驚く児童

平塚市立松延小学校で6月15日、お化け屋敷になった校舎を子どもたちが探検する「松延地区子ども大会」が開催された。地域の大人と子どもの交流を目的とした恒例行事で、同地区の青少年指導員連絡協議会(伊川眞理会長)を中心に、児童の保護者や教員などが協力して行っている。

コースは校舎の1階と2階を利用した全長約150mで、約50人の大人が狐女や目玉男、ゾンビなどに扮し児童を驚かせた。伊川会長は「途中退出する子どもも出るほど怖い作りになっているが、毎年、児童の7割が参加する人気企画なんです」と話し、保護者の有志グループ「おやじの会」の小澤薫玄会長(41)は「子どものためもあるが、大人も楽しんでいる」と満足気だ。同小5年の男児は「チェーンソーを持ったお化けが怖かった」と話した。

約30年前から河内子ども会が旭北公民館で行っていたお化け屋敷が前身となる同イベント。当時から携わっている和泉怜さん(42)は「他校から見学に来た先生からノウハウを聞かれる。”驚かすのはほどほどに”とアドバイスしている」と笑顔で話した。

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