大会魅力 動画でPR 11月17日・日立フルマラソン ユーチューバーが試走 7月公開 茨城

実際に「ひたちシーサイドマラソン」のコースを走るマラソンユーチューバーのこわだ君=日立市河原子町

11月17日に茨城県日立市で初めて開かれるフルマラソン大会「ひたちシーサイドマラソン」の魅力を発信するため、マラソンユーチューバーのこわだ君(27)が6月26日、同市を訪れてPR動画を撮影した。当日のゲストランナーを務めることになっており、この日は大会の実行委員会事務局とともにコースを巡り、一部を実際に走って魅力を体感。動画は7月上旬にこわだ君のユーチューブチャンネルで公開する予定だ。

こわだ君の本名は古和田響さん。神奈川大4年生の時に箱根駅伝の9区を走った経験を持つ。フルマラソン自己記録は2時間22分の実力者で、マラソン大会の様子などをユーチューブで発信している。チャンネル登録者数は約2万4000人。現在は47都道府県の大会をゲストランナーとして完走することを目標に掲げている。

シーサイドマラソンは海の上を走る国道6号日立バイパスや、ひたちBRTのバス専用道路、日立製作所の工場周辺などを巡る。海の風景を楽しめるようコース設定されている。動画の撮影は、大会の認知度向上や、実際のコースを見たいランナーに情報発信する狙いがある。

この日は、発着点となる同市東成沢町の市民運動公園を出発し、車でコースを確認。日立バイパスにある浜の宮ロードパークでは雄大な海の絶景を紹介し、同大会事務局の担当者に開催の経緯などを聞いていた。また、こわだ君はカメラを片手に同市の特徴でもある坂道など約20キロを走った。

こわだ君はコースの印象について「坂があり楽ではないが、その分景色がすごくきれい。きつい思いを乗り越えるからこそ、より感動できる。体験として満足度が高いのでは」と話した。大会当日も「すれ違うランナーとハイタッチしたり、映像を撮りながら走りたい。一緒に思い出をつくりたい」と意気込みを示した。

一般対象の参加申し込みは、大会エントリーサイト「ランネット」で8月31日まで受け付けている。

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