住みよいまちへ挑戦 南陽みらい議会で中高生議員が意気込み

鈴木羚羅みらい市長(前列右)ら地元中高生13人が臨んだ南陽みらい議会。白岩孝夫南陽市長(2列目右)らも同席した=南陽市議会議場

 南陽市内の中学、高校に通う生徒が議員となり、住みよいまちづくりに向けた政策を考え、行動する「南陽みらい議会」の本年度第1回会合が29日、同市議会議場で開かれた。みらい市長をはじめ計13人が活動への意気込みなどを堂々と発表した。

 山口莉杏奈(りあな)みらい議長(南陽高2年)が進行する中、鈴木羚羅(れいら)みらい市長(同)が「昨年の先輩方に引けを取らない活動を目指す。みんなで多くの意見を出し合い挑戦したい」と所信表明した。続いて飯田日翔(にちか)みらい副市長(赤湯中3年)から順に思いを披露。「自分のことばかりでなく周りの人、古里南陽のことを考えるチャンスと思い、議員になった」「住みよいまちづくりに少しでも貢献したい」など自分の言葉で決意を語った。

 これを受け、白岩孝夫南陽市長は「頼もしい限り。50万円の予算の使い道を皆さんで考え、悩んで、決めていくことになる。市として全力で支えるので遠慮なく相談してほしい」とあいさつした。

 みらい議会のメンバーは今後、政策立案に向けた検討や視察、話し合いを行う。8月末に開く議会で予算の使途を決める。政策の実行後、年末に報告会を開く予定となっている。

© 株式会社山形新聞社