「その質問は当然だ」進退を問われたイタリア指揮官の答は? 0-2敗北のスイス戦に悔しさ「我々は標準以下だった」【EURO】

EUROで連覇を目ざしたイタリアだったが、ラウンド16であえなく敗退。スイスに0-2で敗れ、大会を去ることになった。

UEFA(欧州サッカー連盟)の公式サイトによれば、ルチャーノ・スパレッティ監督は「人々が言うほど、ひどい結果ではない。我々は厳しいグループを突破した」と評価しつつ、「だが、基礎的な面で個性のあるチームとは思えなかった。それが、この大会での経験から学んだことだ」と振り返る。

英公共放送『BBC』で解説を務めた元イングランド代表のリオ・ファーディナンドは、「彼らはほとんど混乱状態だった」と指摘し、「おそらくスパレッティに質問が投げかけられることになるだろう」と推測した。

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実際に試合後の会見で、「このまま代表チームのボスを続けられると信じているか?」と問われた。「その質問は当然だ」と、65歳の指揮官は真摯に受け止めた。

「それを尋ねることに罪悪感を覚える必要はない。問題の核心だ。私にとっては何も変わらない。起きたことの責任は私にある。私が選手を選び、選手のことを知る必要があるプロセスの一部だ」

グループステージ最終節のクロアチア戦から、スイス戦で先発6人が入れ替わったイタリア。スパレッティ監督は「今夜起こったことは、ひとつの原因に帰結したわけではない」と話し、「しかし、それがテンポだとしたら、テンポと激しさの面でもっと何かしなければ競争するのはずっと難しくなる。そして、我々は標準以下だった」と悔しさを滲ませた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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