伊予高生の挑戦「日本一」 第1回空き家甲子園・遊休施設部門 アートイベント発案、行政との連携評価

第1回空き家甲子園で最優秀賞に輝いた伊予高校の生徒ら

 伊予高校(愛媛県松前町北黒田)の生徒と松前町が取り組んだ空き家でのアートイベント開催の試みがこのほど、全国空き家アドバイザー協議会(東京)主催の第1回空き家甲子園の遊休施設部門で最優秀賞に輝いた。

 伊予高は2022年度から、総合的な探究の時間の一環で同町と空き家問題に取り組んでいる。23年度、生徒11人が木造住宅が密集する浜地区にある町有の空き家でアートイベントの開催を発案。重信川や塩屋海岸で拾った石を砕いた岩絵の具を使って建物を装飾し、地域住民と交流した。

 同協議会県松前支部によると、全国から9件の応募があり、行政と生徒がタッグを組んでいる点が評価されたという。

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