四中工高の松田が世界大会へ 水球のU18日本代表 三重

【松田弦皇(中央)】

 7月2日―8日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれる水球の男子U18(18歳以下)世界選手権に三重県の四日市中央工業高校から松田弦皇(3年)=FP=が出場する。世界大会の日本代表入りは初めて。

 全国高校総体(インターハイ)や国体で優勝経験のある同校の中心選手。3月には同じ学校で同学年の尾上黎真=GK、庄山優=FP=とU17アジアエイジグループ選手権に出場し日本の優勝に貢献した。

 山形県出身。四中工が初めて全国制覇した2021年のインターハイの試合を見て、スピード感あふれる攻撃に魅了され、出身地の山形を離れる決心をした。

 持ち前の得点力で高1から試合に出場している。水球部の前主将で在学中U20日本代表などに選出された佐々木蒼太ら先輩と練習を積むことで苦手だった1対1の守備も強くなった。

 水球部の川口智央監督からの信頼も厚く、新チームで主将を務める。昨年のインターハイで決勝に進みながら準優勝で終わった悔しさをばねに、インターハイ連続出場がかかる7月下旬の東海高校総体に勢いをつける活躍を誓う。

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