きゅうりの大量消費に!【きゅうりのかす漬け】が大人の味わい。みそかす漬けも

酒かすの芳醇な香りとほのかな甘味、かすかな苦味が、大人の味わい。ねりかすを使って、野菜の漬け物を楽しみましょう。「ねりかす」を使うと手軽ですが、「板かす」しか手に入らない場合は、板かすからねりかすを作ります。教えていただくのは、料理研究家の石澤清美さんです。

★きゅうり大量消費にも!★

ねりかすの作り方

板かすを日本酒でのばして作ります。さっぱりとした漬け上がりになるので、甘みがほしい場合は砂糖(みりんの半量が目安)を加えてください。

材料と作り方(ねりかす300g分)

①板かす240gをちぎりながら耐熱ポウルに入れ、酒90ml、みりん大さじ3 を加える。

②ラップをして電子レンジで6 分加熱する。

③やわらかくなったら、なめらかになるまでまぜる。

きゅうりのかす漬け

酒かすの芳醇な香りとほのかな甘み、かすかな苦みが口の中に広がります。酒かすは「ねりかす」を使うのが手軽ですが、「板かす」しか手に入らない場合は、下記のようにして「ねりかす」を作ってみてください。

漬け上がり→翌日
保存期間→2週間

材料(作りやすい分量)

きゅうり…5 本(550g)
塩…40g
水… 960ml
A ねりかす… 300g
A 砂糖… 60g(ねりかすの重さの20%)
A薄口しょうゆ…大さじ1(ねりかすの重さの6%)
Aみりん…大さじ1(ねりかすの重さの6%)

作り方

①水に塩をまぜて塩水(塩分濃度4%)を作り、きゅうりをひたしてラップをし、室温で一晩漬ける。

②翌日、A をボウルに入れ、ゴムベらでなめらかになるまでまぜる。

③ファスナ一つき保存袋の口を外側に少し折って②を入れ、汁けをきったきゅうりをひたす。

④すべてのきゅうりが漬け汁にひたるようにして、袋の上から軽くもんでなじませる。

⑤袋の空気を抜きながらファスナーを閉じる。

⑥袋の口を上に向け、バットに入れて、冷蔵庫に入れ、一晩おく。

野菜のみそかす漬け

漬け上がり→翌日
保存期間→とり出して冷蔵庫で2〜3日間

材料(作りやすい分量)

A白みそ… 100g
Aねりかす… 100g
好みの野菜(写真はかぶ、きゅうり、長いも)…適量

作り方

①Aをボウルに合わせ、ゴムベらでなめらかになるまでまぜる。
②清潔な容器に入れ、表面をならす。
③野菜を食べやすく切る。かぶは2〜4 等分、きゅうりと長いもは容器に合わせた長さに切ると一晩でほどよく漬かる。
④野菜をみそかすに完全に埋め込む。

Point
一晩漬ければ食べられる。2〜3 日は漬けたままでもOK。時間がたつほど、アルコール臭が強くなるので、3 日ほど漬けたものは引き上げる。

※この記事は『省スペースで作れるラクうま漬け物』石澤清美著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2023年5月2日に配信した記事を再編集しています。


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