多くの人がいろいろな場面で何度も歌ってきたであろう「君が代」。
歌詞に「苔のむすまで」が出てくるのだが、このフレーズにちなんだ果てしないチャレンジの様子が、X（旧Twitter）に投稿され話題になっている。
苔のむすまで365日目
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苔のむすまでチャレンジをはじめて
一年が経ちました毎日、石に水をかけると
一年でうっすら苔むすようです気がつけばフォロワーさんが6万人
多くの人が石を見ているのだなぁこれからも苔のむすまで
ゆるりとお楽しみください//あと365日//
このようなコメントと共に投稿されたのは1枚の写真。投稿した苔のむすまでチャレンジさん（@ishikokemusu1）は、石に苔むすまで、自宅のベランダで毎日水をかけ続けている。
今回注目を集めたのは、6月25日に投稿した365日目の様子。石の表面にうっすらと苔が生えているのが分かる。
ちなみにこの石は、ネット通販で今回のチャレンジのために購入した阿蘇の溶岩石なのだそう。チャレンジ0日目は鍋で石を煮て、苔の胞子を全て落としていた。
チャレンジから50日たった頃には「石の上部がなんとなく緑になってきた」との報告も。
そして365日目。何もない状態から1年かけてここまで成長したと思うと、なんだかじわりと胸が熱くなる。
ユーザーからは「1年続けたのすごい！」「試行錯誤してらっしゃった頃が懐かしい」「毎日少しずつ石や苔が成長していくのを見るのが楽しいです」など、ずっと石を見守り続けてきたと思われるコメントも寄せられ、6万4000件を超える「いいね」がついている（6月27日現在）。
はじめて苔が生えたのは何日目？
現在はフォロワーが6万5000人にまで増え、チャレンジは1年が経過。とてもおめでたいが、いつまで続けていく予定なのだろうか？苔のむすまでチャレンジさんに聞いた。
――チャレンジを始めたきっかけは？
何もないところにどれくらいで苔が生えてくるのだろうか？という単純な興味です。大人の自由研究的な。
――苔が生えるまで何日かかったの？
はじめて苔が生えたのは123日目。どこまで苔がはえたら、苔むすという状態なのか、今も分からないです。
――この1年で何か発見はあった？
フォロワーさんがとても増え、こんなことに興味をもつ人が大勢いることにビックリしました。
――投稿の反響をどう思う？
ほんとビックリです。
ゆっくりとした時間を楽しむ
――石や苔の魅力を教えて。
日々の変化はほとんどなく、ゆっくりとした時間で、楽しめるのがよいですね。普段忙しくても、石や苔と向き合っている朝の時間だけは、時間がゆっくり流れている感じです。
――チャレンジから1年経ってどんな気持ち？
とりあえずはじめの目標クリアといった感じです。
――いつまで続ける予定なの？
苔のむすまで。
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」。チャレンジは「苔のむすまで」続き、今日も水をかけていることだろう。
