菅原道真の生誕日(6月25日)を祝う「あおばコンサート」が、京都府長岡京市の長岡天満宮で開かれた。独特の音響効果のある拝殿を舞台に、声楽家4人が迫力のある歌声を披露し、観客約200人を魅了した。
同宮音楽文化事業実行委員会の主催で、昨年から春秋のコンサートを一本化した。ソプラノの乃村八千代さんとメゾソプラノの矢本未来さん、テノールの納多正明さん、バリトンの萩原次己さんが出演した。
コンサートでは、萩原さんがシューベルトの「菩提樹」、乃村さんがドビュッシーの「星の夜」を続けて独唱した。4人は今夏のパリ五輪を意識し、NHKアテネ五輪テーマ曲「栄光の架橋」など関連4曲を合唱。アンコール2曲も含め全13曲を歌い、来場者は耳を傾けていた。