組み合わせ決まる 高校総体サッカー、福島県勢は2回戦から

(写真上)初出場のインターハイでの活躍を誓う帝京安積、(写真下)初戦に向けて意気込む尚志

 今年から本県で固定開催される全国高校総体(インターハイ)のサッカー男子の組み合わせ抽選会が29日、東京都で開かれた。本県第1代表で初出場の帝京安積と本県第2代表の尚志は、いずれも7月28日の2回戦から登場する。

 帝京安積はJヴィレッジスタジアム(広野町)で、昌平(埼玉)―尽誠学園(香川)の勝者と対戦。尚志は住鉱エナジーマテリアルNARAHAピッチ(楢葉町)で、近江(滋賀)―徳島市立の勝者と戦う。いずれも午前9時半開始予定。

 大会は7月26日に開幕し、52校が争う。Jヴィレッジ、NARAHAピッチ、広野町サッカー場、ハワイアンズスタジアムいわき、アロハフィールドを使用。決勝は8月3日正午から、Jヴィレッジスタジアムで行われる。

 帝京安積、勢いそのまま「結果残す」

 帝京安積は初のインターハイの舞台に意気込んでいる。主将の平野暎大(3年)は「全国でも結果を残していきたい」と、県大会優勝の勢いそのままに全国での活躍を誓う。

 昌平など全国常連校がひしめくブロックで戦うこととなった。小田晃監督は「厳しいブロックに入った」と話した上で、「自分たちのサッカーができるよう、守備などをしっかりしていきたい」と前を見据えた。

 素早く組み立てるサッカーで全国2勝を目標に掲げる。平野は「勝利をつかみ、成長につなげられる大会にする」と意気込んだ。

 尚志、全国制覇で「県民に勇気」

 尚志が狙うのは初の全国優勝だ。主将の千住澪央(3年)は「福島のチームとして優勝し、県民に勇気を与えるプレーをしたい」と力強く述べた。

 2回戦で当たる可能性がある徳島市立と近江は対戦経験のある相手だが、仲村浩二監督は「相手どうこうではなく自分たちのサッカーをする」、千住も「どんな相手でもチームの攻守をしていく」と伝統のパスサッカーを貫く考えだ。

 チームは高円宮杯JFAU―18プレミアリーグのまっただ中。仲村監督は「戦いでもまれ、インターハイに臨みたい」と話した。

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