880円の買い物で「1030円」を出すような、お釣りがキリよく返って来る金額をパッと計算できません。どうすれば瞬時にお金を出せるでしょうか…?

キリのいい数字をつくるには

キリのよい数字をつくるには、足し算を使って考えるのが重要です。例えば、880円の商品で1000円札を出しつつ150円のお釣りをもらおうとする場合は、代金の880円とお釣りの150円を足して1030円を支払えばよいです。

株式会社ニフティが運営する「ニフティキッズ」では、小中学生を対象に勉強に関するアンケートを実施しています。調査の中で1番苦手な教科を尋ねたところ、全体の47%が「算数・数学」と回答しています。2番目に苦手な教科が「英語・外国語活動」の13%であることから、「算数・数学」の苦手度は圧倒的ともいえるでしょう。

子どもの頃からの苦手意識もあり、上手に計算できないと思い込んでいる人も多いのかもしれません。まずは最も身近な「足し算」で考えながら、お釣りの計算に慣れていきましょう。

キリよくお釣りをもらうコツを紹介

キリよくお釣りをもらうためには、以下の方法で少しずつ計算に慣れていきましょう。

__・清算前に合計金額がわかる、小さな金額の買い物から計算を始めてみる
・セルフレジなど対人レジ以外の支払場所を使う__

まずは小さな金額の買い物で計算してみるのがおすすめです。特に、購入物が1つのときは計算が単純になるためチャンスです。レジに行く前に税込み価格を確認し、事前にシミュレーションしてみましょう。会計前なら落ち着いて考えることができるはずです。

また「レジ前で焦ってしまう」「店員さんを待たせてはいけない」と感じてしまうという人は、セルフレジなどを使って計算してみましょう。セルフレジの場合、「不足金」が表示されるものもあるため、キリのよいお釣りをもらうにはいくらお金を投入すればよいかがわかりやすいです。

お釣りが面倒ならキャッシュレス決済

「お釣りの計算ができるようになりたいけれど自信がない」「レジ前であれこれ考えている暇がない」という人は、キャッシュレス決済にすればお釣りの煩わしさから解放されます。

クレジットカードやQRコード決済を活用すれば、お釣りを受け取る作業も発生せず、面倒なことは一切ありません。

ただし、クレジットカードやQRコード決済などが使えないお店もまだ多く残っています。現金でしか支払えないお店を利用した際に困らないよう、複数種のお札や硬貨を揃えておくとよいでしょう。

お釣り計算はシンプルに考えて

お釣りがキリよくもらえるよう瞬時に計算できれば、いつもよりスマートに支払いができます。コツをおさえれば余計な小銭を受け取る必要がなくなるため、混雑していないレジや大人ではないレジを利用する際に試してみましょう。

もし計算が難しいと感じるようであれば、キャッシュレス決済の利用も検討してください。お釣りの受け取りがなくスムーズに支払える決済スタイルは、一度試してみるとその利便性を十分に実感できるでしょう。

出典

株式会社ニフティ ニフティキッズ 子どものホンネ 調査レポート 勉強は好きか、どうして勉強が好きかなどについてアンケート

執筆者:石上ユウキ
FP2級、AFP

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