イングランド代表のPK戦対策。前回決勝と同様にスペシャリストを直前に投入? ケインは自信たっぷり「我々には優れたキッカーがたくさんいる」【EURO】

ドイツで開催中のEURO2024で優勝候補に挙げられるイングランドは現地6月30日、ラウンド16でスロバキアと対戦する。

一発勝負のノックアウトステージ。イングランドを率いるガレス・サウスゲイト監督は、想定されるPK戦の準備も進めている。イギリスの日刊紙『THE Sun』が報じている。

同紙は、イタリアにPK戦で敗れた前回大会の決勝を振り返る。「延長戦の最後にジェイドン・サンチョとマーカス・ラッシュフォードを投入したが、PKを失敗し、痛手を負った」。

そして、今回も同じような対策がとられるかもしれない。記事は「アイバン・トニーやコール・パーマーのようなスペシャリストをPK戦の選手として起用するほど自信を持っている」と記し、指揮官のコメントを伝える。

「選手たちは必要ならそのシナリオに備えている。3年前と比べて、各クラブには定期的にPKを蹴る選手が増えたので、経験値も上がっている」

『THE Sun』によれば、ブレントフォードのストライカー、トニーのPK成功率は93パーセントで、チェルシー所属のパーマーはプロとして15本のPKをすべて成功させているという。

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またエースのハリー・ケインも、PK戦に自信をのぞかせる。

「私はいつも使っているテクニックがあり、それを変えることはない。キーパーを見て、その状況でどのペナルティがベストかを考える。そして、自分の能力を最大限に発揮して実行する。

前回のユーロと比べて、我々には優れたペナルティキッカーがたくさんいる。プレッシャーのかかるPK戦や大事な試合を経験してきた選手たち。これまでで最高のペナルティキッカーのグループかどうかは分からないが、最も経験豊富だ」

90分で決着をつけられるか。それともPK戦までもつれこむか。ここまで低調なパフォーマンスで批判の声も少なくないイングランドの戦いぶりに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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