「キューウェル解任」がトレンド入り。ヴェルディ戦後のブーイングに指揮官は「どうなのかなと思う」と戸惑い。「一丸となってやっていきたい」

横浜F・マリノスは6月29日、J1第21節で東京ヴェルディとホームで対戦。2点を先行されるなか、前半の終了間際に宮市亮のゴールで1点を返すも、反撃もそこまで。1-2で敗れた。

試合後に選手や監督がサポーターのもとへ挨拶に向かうと、珍しくブーイングが飛ばされた。Xでは「キューウェル解任」がトレンド入りする事態になった。

横浜はここまで20試合を消化し、7勝5分8敗の戦績で勝点26。12位と中位に甘んじている。就任1年目のハリー・キューウェル監督も、タイトル奪還へと邁進するチームを率いる難しさを感じているかもしれない。

東京V戦後のフラッシュインタビューでは、「チャンスをたくさん作りながら、ゴールまでが遠かった。あとは決めるだけなんですけど、そこが今日は欠けてしまった」と唇を噛む。

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ブーイングについては、次のように自身の考えを述べた。

「悔しさはもちろん、分かります。しかし、前回のように、たとえばハードワークしなかった部分で結果が出なければ、あれだけの悔しさ、ブーイングは理解できます。ですが、選手たちはすべてを出し切った結果で、こういう風になった時に、ああいう形でのブーイングっていうのは、どうなのかなと自分は思います」

ファン・サポーターの心情も十分に理解している。一方で、選手たちの健闘を称え、「後半は完全にうちの試合でした」と手応えもある。「自分たちも見せなければいけない部分はあります」と語りつつ、「みんなで一丸となってやっていきたい」と呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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