和歌山市の企業で外国人従業員向けの日本語教室・和歌山県の支援事業活用

外国人従業員を雇用している和歌山市内の企業で、きょう(30日)日本語教室が開かれ、およそ30人が日常会話などを学びました。

きょうの日本語教室のもよう(6月30日・和歌山市里・インテリックス本社)

教室が開かれたのは、和歌山市里()(さと)のオーダーカーテンメーカー・株式会社インテリックスで、近隣の企業を含むベトナム人およそ30人が受講しました。

講師の古田朋美さん

きょうは、外国人向けの日本語指導を手掛ける古田朋美()(ふるた・ともみ)さんが講師となり「けさは何時に起きましたか?」「すきなことは何ですか?」といった簡単な日常会話を例にあげながら、日本語の読み書きを教えました。

インテリックスでは、これまで独自で外国人従業員の日本語教育を行ってきましたが、今年度(2024年度)からは和歌山県が日本語学校などと連携して県内企業の日本語教育を支援する「和歌山県せいかつにほんご教室」事業を活用しています。

インテリックスの木村明人社長

木村明人(きむら・あきひと)()社長は「我が社の外国人従業員は生産の大きな要です。県の事業は大変有難く、今後県内の多くの企業もこの事業を活用していくと思います」と話していました。

「和歌山県せいかつにほんご教室」では、中小や零細を含む県内企業向けの日本語教室の開催を補助するほか、来月(7月)10日からは、和歌山市内の日本語学校2校を会場に、県内在住の18歳以上の外国人を対象にした無料の対面教室も開催する予定です。

毎週水曜日のよる7時から8時半までで、プロの日本語教師がレベルに合わせた授業を行います。ただし、中級クラスの授業に使う教材は有料で2420円かかります。

申し込みは専用の申し込みフォームから行います。詳しくは、県・国際交流センターに問い合わせて下さい。電話番号は073(435)5240番です。受付時間は平日のあさ10時から夕方6時半までです。

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