「誰が中心選手か見えてこない」アトランタ五輪戦士が大岩Jの“軸不在”を指摘!「どうなんだろうなと思う」

元日本代表FWの城彰二氏が6月29日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。1996年のアトランタ五輪で共闘した松原良香氏と、今夏のパリ五輪に出場する大岩ジャパンについて語った。

【動画】城彰二&松原良香が大岩Jを語る!
90年代前半から活躍していた2人は、日本サッカーのレベルアップに言及。U-23日本代表も自分たちの頃よりも実力の水準が上がっていると評価する。

一方、物足りなさも感じているという。城氏は、こう指摘する。

「レベルが上がったのもあるけど、誰が中心選手とか。そういうのがあまり見えてこない。それがちょっと違うかなって。俺たちの時はゾノ(前園真聖)とオグ(小倉隆史)がいて、で、ハット(服部年宏)とかがちゃんといて。この軸があるから、そこに肉付けをされていくっていう感じだったけど。今はなかなか」

松原氏もうなずき、以下のように語る。

「チーム作りの完成度となると、どちらかというとJリーグ中心になると思うんですよ。ただチームを作る時って、軸とか背骨の幹が大事じゃないですか。じゃあ、誰がストライカー、点取り屋で、誰が中央のところの支配する人で、センターバックがいて、キーパーが誰だって見た時に、ちょっと見えにくいところが、背骨の部分がすごく多いから。どうなんだろうなと思う」

そして、両者とも大岩ジャパンの目ざすべき方向性も見えにくいという見解で一致した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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