新婚の新海美優がエース達成で100万円獲得 そばには“幸運の持ち主”がいた?

ホールインワン達成で100万円を獲得した新海美優(写真:大会提供)

<資生堂 レディスオープン 最終日◇30日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6697ヤード・パー72>

新海美優がツアーでは自身初のホールインワンを達成。株式会社Skyより賞金100万円が贈られた。

新海は満面の笑みでインタビューエリアに登場。ホールインワンを決めたのは14番パー3(実測136ヤード)。「(打ったあとは)なんかいい感じだなと思ったんですけど、(ピンに)つくかなって思ったら(ボールが)落ちてすぐ消えたので、入ったと思って後ろ振り向いたら、『100万円』って書いてあった」とうれしそうに達成の瞬間を振り返った。

驚いたことに、新海の組でボードを持ったスコアラーの男性は「今年、私で3回目らしくて」。なんと、新海以外にも2選手のエース達成に居合わせていた。「福男ですね(笑)」と“ラッキーボーイ”の存在にニッコリ。「ご褒美もらいました!」と大いに喜んだ。

賞金の使い道を聞かれると「家具を買おうかなと思っています。(新居の)家具はもうだいたいそろえちゃったので、私が(好きなものを)買うことにします」。今年の2月にプロゴルファーの松田一将と結婚。新婚生活がさらに潤いそうだ。

QTランキング37位で挑んだ今シーズン。ここまで14試合中予選落ちが9回で、最高位は24位タイと結果を残せずにいた。「ずっとショットは悪くなかったんですけど、パッティングが決まらなくて。流れが悪いゴルフだった」とグリーン上で苦しみ、第1回リランキングは41位。中盤戦の出場権を確保できなかった。

しかし、6月序盤の「宮里藍サントリーレディス」あたりから少しずつ復調の兆しが見えている。「『入らなくても死なないや』と思って。(それまでは)手が動きにくかったりとかしていたんですけど、『もう入らなくてもいいや』って思って打つようにしたら入るようになりました」と自分に対してのプレッシャーを解き放った。考え方をフラットにしたことで、調子が上向きになってきている。

その中で、今季自己ベストのトータル5アンダー・10位タイ。この結果は大きな自信になるはずだ。今後も限られた出場試合で好成績を残し、第2回リランキングまでにポイントを積み上げたい。(文・高木彩音)

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